突然ですが、ハードシェルを買い換えました。
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ハードシェルとして2014年に購入したmont-bell ストリームジャケットですが、『標高3,000mを超える冬山縦走やアイスクライミング、山岳ガイドなどのプロユースにも耐えられるよう開発されたモデル』というのは間違いではないようで、-15℃以下くらいじゃないと蒸れを感じしてしまいます。

昨年の小樽穴滝では、予想外に気温が高く(0~-5℃くらい)、mont-bellクリマエア ジャケットとストリームジャケットの組み合わせではベンチレーションを開けていたにも関わらず、蒸れて蒸れて全身ビチャビチャになりました。

それ以来、冬は-2~-3℃くらいまでならベースレイヤーの上にpatagonia ナノエア フーディ、それ以下になりそうならベースレイヤー+patagonia R1patagonia Piolet Jacketという組み合わせになっています。

そのベースレイヤーも、最近は上下ibex wooliesを基本として、洗濯が間に合わなければ上下mont-bellスーパーメリノウール、それも間に合わなければ上半身Patagonia Capilene2&下半身ヒートテックという3段構え(?)で、3日連続汗だくになっても大丈夫。これぞ外遊びのジェットストリームアタック。

でも、Piolet Jacketは着心地が良いし動きやすいけど、2レイヤーGORE-TEXなので頑張り過ぎるとさすがに蒸れを感じるし、サイズはR1ナノパフを着た状態でピッタリにしたので、もうちょっと嵩張るナノエアダウンジャケット(Patagonia Down Sweater)なんかを着るのは少々キツイのです。

という訳で、mont-bell ストリームジャケットはもっと適切な人に譲るとして、ハードな環境下での性能よりも必要十分な耐風・耐寒性能と抜群の透湿性能を持つアウターを探すことにしました。

さて、長い前振りの元、選んだは「Teton Bros. TB jacket」です。
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Teton Bros. は2007年創業の国内メーカーです。ちょっと前まで海外メーカーだと思ってました・・・。
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当初狙っていたのはポーラテック社のAPEX Awardを受賞した同社のTsurugi Jacketです。必要十分な耐水性能とずば抜けた透湿性能が魅力だし、そしてMサイズでカタログ値285gと軽いのが魅力です。

しかし、肩関節が固いせいか、プルオーバーに慣れていないせいか、どうも脱着が面倒に感じてしまいます。
とはいえ透湿性能が高いなら脱いだり着たりは少ないからやっぱりこれで良いかぁ~って思っていたら、別の店でTB jacketが凄い値引きをして売っているじゃないですか。

思わす持ち帰りしそうになりますが、一旦冷静になって自宅で良く調べてみると、凄い値引きの理由は2012-13年モデルだからでした。2016年も2月になるので3シーズン落ちですね。

TB jacketは同社のフラッグシップらしく、毎年アップデートされているので最新モデルの方がより良いのは当然ですし、2012-13年モデルはPOLARTEC社製のNeoShellを採用した初期のモデル。

が、そのびっくり金額と今シーズン&昨シーズンにはないCYBL(カイエンブルー)という色に惹かれて購入しちゃいました。

Tsurugi Jacketの約2倍の重量なのでTsurugi Jacketほどではないのですが、とてもしなやかな生地はハードシェルにありがちなバリバリ感はもちろん、レインウェア的なカシャカシャ感がありません。Piolet Jacketも着やすい方だと思いますが、これは内側のメッシュ生地のおかげかな?

とにかく、ハードシェルとしては抜群の柔らかさです。
この柔らかさはPOLARTEC社製のNeoShellに依るところが多いと思うのですが、動きやすいのはTeton Bros.社のデザイン能力の高さでしょう。床に置けば立体裁断なのがよくわかります。
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そのNeoShellは、ソフトシェルの優れた通気性、換気性、伸縮性をハードシェルの防水機能と組み合わせた生地だそうです。耐水性を必要十分な10,000mmに抑え、その分透湿性に性能を振った、カタログ値よりも快適性を重視した素材らしいです。詳しくはTeton Bros.社のサイトに説明がありました。

で、早速先日の鍋パ ハイクの際で使ってみました。

当日の気温は-10~-15℃くらいですがポカポカ陽気。
レイヤリングは、ibex woolies220patagonia R1、そしてTB jacketです。

寒いけど低山なのでTB jacketを着るほどの状況でもないですが、早く試してみたくて・・・。

傾斜も緩やかで汗が噴き出すことはないですが、気持ち良く晴れた太陽の下で他のメンバーはアウターやミドルウェアを脱いだりしますが、僕は登りでベンチレーションを開けて、山頂と下りでは閉めただけ。寒くも暑くもなかったです。
Piolet Jacketならちょっと蒸れを感じた状況だと思います。

TB jacketの人間の骨格と冷却すべき位置(動脈が体表近くにある脇の下)をちゃんと考えた大きなベンチレーションは確かに使いやすいです。
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次に、気温が低く風がとても強い状況でも使いました。-15℃以下で風は15m/s以上という状況です。
それでもベンチレーションを閉めると風は一切感じません。逆に開けるとお腹が一気に冷たくなるくらい風通しが良かったです。

こういう状況では多少暑くなってもベンチレーションは閉めたままですが、走り回ってもミドルレイヤーは多少湿っただけ。ベースレイヤーは乾いた状態を保ってくれて高い透湿性を感じました。

また、両日ともウェストベルトを付けた山と道THREEを背負ったのですが、当然ウェストベルトとベンチレーションは重なることなく、またザックを下ろすことなく、歩きながらベンチレーションの開け閉めができるのは嬉しいですね。

Piolet Jacketも含む一般的なベンチレーションは脇の下に沿って付いてあり、開けすぎると閉めるのが面倒になったりますから有り難い機能です。

そしてここにベンチレーションがあると、ミドルウェアやビブパンツのポケットにアクセスができるのです。僕のビブパンツにポケットはありませんけど、低温下に弱いスマホを持つならミドルレイヤーの胸ポケットに入れておけば体温でスマホを守ることができます。
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また、袖のフラップは根元が幅が広くグローブをした状態でも非常に使いやすく、腕時計へのアクセスが楽ちんです。袖を絞ってもダボつかないのも素晴らしい。
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最新モデルでは、ジャケットの内側に大きなメッシュポケットがあり、予備や濡れたグローブやゴーグルを入れておくことができるようなので、それはちょっと羨ましいです。僕の2012-13年モデルでは小物入れですね。
他にも最新モデルでは耐久性を上げる改良がされているようですが、着心地自体はそれ以前のモデルの方がいいと思います。

サイズもワンサイズ上げたので、中にダウンを着ても余裕があります。何ならNano-Airを中間着にしても大丈夫。Nano-Airがベースレイヤーの汗を吸い出し、TB Jacketがそれを外に出す。そしてそれでも動きやすいのです。

ただ、フードのフィッティング方法がまだよくわかっていなかったので、現地ではイマイチに感じました。家に帰ってよく見てみると、合わせたいサイズに調整したら紐を外側に引けばロックできます。
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また、フィット感を調整するのは下側の紐を引けばOK。

やっぱり家で色々試してから使えばよかったです。

最新モデルではフード周りは改良されているようですし、僕が正しい使い方を知らなかっただけ。ですがメーカーのWebサイトにはうたい文句だけじゃなく使用方法・活用情報も充実させて欲しいな。

ニセコのパトロールの方々など、厳しい環境下で常時使われている人たちからのフィードバッグをベースとしたハードシェルジャケット。
防風性やNeoShell+ベンチレーションの通気性も素晴らしいし、軽い着心地で動きやすいです。
バックカントリーなどの「とっても寒い」環境での使用がベストかもしれませんが、北国の冬山なら問題なく使えちゃう気がします。



今日朝も帰りも外気温が−8℃でした。
サラサラの雪も沢山振り、すっかり2月の札幌らしい気候に戻りました。
これで週末晴れたら最高なのですが、さてどうだろう?

昨日の千歳空港では旅客機の事故がありましたが、今年はいろいろ事件や事故が多すぎるような気がします。穏やかな日常を過ごしたいものですね。

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