グラベルロード(Giant Anyroad1)の舗装路用ホイールとして用意した「Industry Nine i25 Disc wheels」。
このホイールによりこれまでの重い漕ぎだしから解放され、かなり楽に&楽しくなりましたが、このホイールは太いタイヤを履けません。
このままGravel RoadもAny Roadも走れないので、グラベルを走るためのホイールを調達しました。
地味にこっちのホイールが僕には本命です。じゃないとグラベルロードバイク必要ないですし。
ただ本命とはいえ、日々必要なものでもないのでコストは大事です。という事で自分なりの「いい塩梅」を決めて手組でお願いしました。お願いしたのは、いつもお願いしてばかりの札幌市白石区のRoadKidsさんです。
グラベルと言っても色々ありますが、基本は林道走りと定義します。シングルトラックはMTBの領域なのでダブルトラックですね。また、バイクパッキングもこれで行けたらいいなと射程距離に入れます。でもi25もチューブレスなのでパンクしにくくそれでも良いですけど。
という事で、
- リムはNOTUBES ZTR IRON CROSS RIM 28H(385g)
- ハブはTNI エボリューションディスクハブ (約158+約272g)
- タイヤはIRC SERAC CX SAND TUBELESS(260g)
- スポークはPILLAR PSR14 ブラック (6.5g/本)
- ニップルはPILLAR PB14(0.95g/個)
にしました。
ホイールは、35Cまで余裕でいけそうな純正ホイールもありますが、前後あわせて2.4kgくらいあるのでその存在を記憶から消しています。
ただし、リム(IRON CROSS)は最大空気圧45PSI(3BAR)という制限があります。「舗装路では空気圧を上げて転がり重視、グラベルに入ったら空気圧を落としてグリップ重視」という使い方はちょっと難しいです。自分がこまめにそれをするかどうかはおいといて。
なので舗装路が多い場合はちょっと厳しいかなーとも思いますが、この辺は実際に使ってみないとわかりません。もし泣けるほど舗装路が辛かったら、ちょっと重いけどNOTUBES ZTR Grail(460g)でもしましょうか。多分。きっと。
ハブは、TNIのエボリューションディスクハブで。低価格帯では評判の良いハブです。グラベル用ホイールにはIndustry Nine(I9)のハブがベストだと思いますが、高過ぎるので夢見る程度にします。
タイヤですが、クロスバイク用に買ったPanaracer CG-CXがありこれには不満もないのですが、「未舗装路こそチューブレスレディの方が良いですよ」という、言われれば至極当然なアドバイスを受けたので、IRCのタイヤにしました。
IRCのシクロクロス用タイヤにはブロックパターンのSERAC CX TUBELESSやSERAC CX MUD TUBELESSもありますが、シクロクロスレースでもなく林道主体で考えるとSNADが良い落としどころかな、と。
で、完成したグラベル用ホイール。なかなか美しい。
いや、想像していた以上に美しいです。リムのロゴがシンプルになったからですね。黒&赤の僕の愛車にベストマッチ。
そして店長のサービスで前後1本だけ赤いスポークを入れてくれました。感謝♪
やっぱりこのフレームには太めのタイヤが合いますね。
当然か。
あ、ホール重量ですが前後で785+900=1,685gと想定通りです(クイック含まずの実測値)。
ロード用のI9 i25が実測1,530g(カタログ値1,485g)なのでその差は155g。
スポークをチタン製に変えれば逆転できる差ですが、グラベル用タイヤにそこまで軽さを求めてはいないし、財布まで軽量化されるのでこれでOKです。
ディスクローターは純正品を流用です。コンポ刷新で10→11速化にしたので余っている純正品のスプロケが流用できず新品調達です。これがまた意外と痛い・・・。
痛いのでスプロケはコンポに合わせてULTEGRAではなく105にしました。
早速ホイールを受け取った週末にそのまま林道へ使ってみました。
この日はロード用ホイールで40kmほど走った後なので比較するにはちょうど良いです。酷い雨でしたが・・・。
まず乗り心地が違います。
80PSI強くらいで乗っているIRC IRC Formula Pro TUBELESS Lightの25Cは、もの凄く乗り心地が良いのですが、32Cで45PSIのIRC SERAC CX SAND TUBELESSを履かせると別の自転車に乗っている気分です。クロスバイクに乗っている感じ?でも転がりが別次元ですね。
「Anyroad自体クロスバイクみたいなもんじゃん」と言われたら身も蓋もないのですが。
舗装路でも思ったほどの重さは感じません。これはTNIのハブとIRCのタイヤ、そして軽量リムのおかげでしょうか。つまり全部か。ホント、ホイールの転がりが良いのでカリカリのロードバイクと一緒に走らなければ気になるほどではありません。長距離だときついかもしれませんが、逆に身体へのダメージは少ないでしょうね。
また、林道などの未舗装路では見た目の安心感も含めて凄く走りやすいです。MTBで林道走るより圧倒的に楽しいです。
ボコボコの道ではMTBの方が安心ですが、快適なのはグラベルロードですね。
そんな感じで大満足のNewホイールですが、重量的にはアルテグラ(WH-6800)と同レベルだけど、残念ながらWH-6800の実売価格には足元にも及びません。
ディスクロードやグラベルロードの普及を願う今日この頃です。
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