ここまではD.I.Yでできる範囲の軽量化でしたが、最後はショップにお願い(巻きこみ?)しての改造です。
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ホイールを高性能化すると走りがダイレクトに変わります。そして高性能ホイール≒軽量ホイールなので、軽量化にもなります。
ただ、DAHON Speed Falcoのホイールのエンド幅はF74mm/R130mmとフロントが特殊なサイズです。それに加えてETRTO451というちょっと大きめの20インチホイールなので、一般的なETRTO406とはこれまた違い、サードパーティー製ホイールの絶対数が少ないのです。

もちろん探せばありますが、約1.1kgと激軽だけどスポーク数が少なくちょっと不安だったり、ラチェット音が爆音らしかったりと、ETRTO451用ホイールらしく走りを意識したタイプが多く、僕の嗜好とはちょっと離れます。

で、お世話になっているショップ(Road Kids)に相談し、「フロントはそこそこ回るし特別重くもない、ただリアが回転的にも重量的にも重いね」という事で、リアのフリーハブだけ換えることにしました。リアはロード用の製品が使えるので、選んだのはTNI エボリューションライトハブ(カタログ値約228g)。
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純正のハブは実測で399gだったので、TNIのハブがカタログ値通りの228gと仮定すると一気に171gの軽量化です。

「ミニベロでロードに負けない走りを!」と考えるなら、金澤輪業さんやRIDEAさんのハブ+ALEXRIMS(+チタンスポーク!?)でホイールを組めばかなり走りが変わると思いますが、僕の場合はロードバイクと併用して使うので、そこまでしなくても良いなと思いました。



そして・・・クランクも換えちゃいました。
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なんと、こともあろうにDURA ACEです。

リアハブ交換をお願いしていて、ふと「錆び付かないうちにBBもホローテックII化したいなぁ」と思いついてしまったのが発端です。折角ショップに預けたので、四角(スクエア)テーパーからホローテックIIに換えるチャンスと思い、とりあえず純正のBBさせ外してもらえば後は自分でできるかな、と。

純正のチェーンリングは53TのPCD130mmなので、それをそのまま流用するなら1世代前以上のシマノクランクが価格も品質も丁度よさげです。予め旧105(5700系)のクランクをAmazonで見つけておいたのでこれかなぁ~と思っていたら、「新車から外した105相当のクランク(FC-RS500)なら安く出せるよ」と店長から打診。多分Tiagraと105の間くらいの性能だろうし、これで良いよと一旦話は付きましたが、よく見るとコンパクトクランク(PCD110mm)でした・・・無念。
かなりお買い得価格のFC-RS500なので、別途PCD110mmで53Tのチェーンリングを買う事も考えましたが、可能なら裾が汚れないチェーンガード付きの純正品のままの方が使い勝手が良いのです。
であればやっぱりFC-5700か・・・と思ってたら、「チェーンリングなし(=クランクアームのみ)で良いなら」と出してくれたのが2世代前のDURA-ACE(FC-7900)。チェーンリング付きの定価ならSpeed Falcoの実勢価格と遜色ない大物です。でも2世代前+チェーンリングなしという事で格安ゲットできました。FC-5700を買うより安いくらいでした。ちなみにBBはULTEGRAおよび105のSM-BBR60に選びました。
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そんな感じで初のDURA-ACEはミニベロに付きました。自転車人生で最初で最後のDURA ACEかもしれません。あ、使っているグリスもDURA ACEか。

しかし、FC-7900は立体的なデザインのため、非純正のチェーンリングを付けるとクランクとリングの間に段差ができてしまい、あまり美しいとも思えません。デザインで考えるとFC-5700がベストだと思いますが。

まぁ、「たまたまあったからミニベロに付けちゃったよ!」的な後付け感満載のテイストも嫌いではありません。車体とクランクのミスマッチ具合もなかなかです。

さて、重量的な話をすると、

  • 右クランク(純正):386g
  • 左クランク(純正):274g
  • BB(純正):340g

の計1,000gから、

  • 右クランク(FC-7900):325g
  • 左クランク(FC-7900):183g
  • BB(SM-BBR60):75g

の計583gへ。驚きの417g減です。

おまけですが、リアディレイラーが4600系でシフターが4700系の組み合わせはやっぱりダメ出し食らいました。確かにディレイラー調整がとてもセンシティブだったし、そもそも互換性が無い事を知っていた確信犯なので素直にゴメンナサイ。大人しくリアディレイラーもRD-4700-GSにチェンジです。
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さて、実際に乗ってみるとその重量差以上に、走りが一気に軽くなりました。漕ぎだしの軽さというより速度が落ちにくさの方が強く感じます。漕ぎだしは軽いけど、スピードには乗りにくいというミニベロの弱点をうまく埋めた感じです(自画自賛)。ペダリング自体もすぐわかるくらい軽くなり、ギア1枚くらいは確実に違うかも。高速側のギアはあまり使わないのでチェーンリングを少し小さくしようかと考えていましたが、逆に大きくしても良いかな?って思えるくらいです。

しかし、リアハブ・BB・クランクを一気に変えたので、何がどう貢献しているのかがちょっとわかりにくいのが残念無念です。

さて、これでカタログ値12.2kgのDAHON Speed Falcoが実測で10.4kgと、合計で1.8kgほどの軽量化となりました。

これなら持ち上げるのも楽だし、サクッと車に載せてお出かけしようという気にもなります。おまけにギアもスコンスコン入ります。やっぱり互換性って大事。

そんな感じでFalco号を買ってから3シーズンで、タイヤ・チューブコンポシートポストペダルサドルハンドルポスト・ハンドル、そして今回のクランク・BB・リアハブと毎年ちょこちょこ替えてきましたが、軽量化はこれで終了です。

シフター・ブレーキレバー・グリップを軽量なものに替えればあと250gは削減できると前回分かったし、あとは細々と詰めていけば10kgは切れるでしょう。しかし9kgを切ろうと思うとカーボンフォーク/ホイール/サドル・チタンペダルなど、Speed Falcoをもう1~2台買うくらいの予算が必要かもしれません。

それより逆にタイヤをちょっと太めにして、街中での乗り心地を向上させる方が現実的かもって思う今日この頃です。


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