昨年からグラベルロードはチューブレスタイヤ+シーラントで乗ってます。チューブレスタイヤなら舗装路では論理上リム打ちパンクは発生しないし、万が一異物が刺さってもエア抜けが遅いので安全です。未舗装路でもリム打ちを(あまり)気にせずに空気圧を落とせるのでグリップ力を上げることができます。チューブレスタイヤ+シーラントならそれプラス小さな穴ならシーラント液が塞いでくれます。
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もちろんチューブレスタイヤにも欠点はあって、パンク時などはチューブを入れますがそのタイヤの脱着はクリンチャー用タイヤより難しいです(力任せにやってチューブレスタイヤとして機能しなくなっても困るのでチューブレスタイヤ専用タイヤレバーは必須です)。シーラント液が入っていても、シーラント液では塞げない大きさの穴が開けばチューブを入れますが、タイヤ内に残るシーラント液で手がベタベタになったりと・・・世の中は公平にできています。それにシーラント液はそれ自体が乾いてしまう(硬化)と、その役目を(黙って)終えてしまいます。

約1年前、舗装路用のIRC Formula Pro TUBELESS Lightに入れたNoTubesのシーラント液は、ひと冬を過ぎるとほぼ硬化していました。このタイヤでは1,500km程しか乗っていないし、冬季は使っていないので今年の秋くらいまでは大丈夫かと思っていたけど甘い考えだったようです(通常は約4か月ほどで硬化するそうです)。それより少し遅れて投入したIRC SERAC CX SAND TUBELESSは、まだ少しシーラント液が残ってましたが時間の問題でしょう・・・今年は通勤にも自転車を使っているのでパンクされると困ります。
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という訳でシーラントを補充します。
NoTubesのシーラントの継ぎ足しで良いのですが、最近出た新しいシーラントを入れてみました。「EVERS スーパーシーラント
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その特徴は、
  • 6mmの穴まで防ぐ
  • リムやタイヤを傷めない天然成分100%
  • 水で簡単に洗い流せる
  • 使用温度範囲は-40℃から60℃
という凄いシーラント液です。そして使用温度範囲を見ても分かるように液状硬化しないので、予防補修効果は約3年だそうです。タイヤ一本につきロードバイクなら1本(60ml)、MTBなら2本(120ml)必要で、価格も他のシーラント液よりちょっと高いのですが、3年持つならコスパはかなり良いでしょう。
お世話になっているサイクルショップ(札幌市白石区のRoad Kids)でも僕が最初のユーザーなので、人柱を兼ねてショップで入れてもらいました。
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「特殊ナノファイバー」テクノロジーという新開発の色はシーラント液らしかなぬキレイな青色です。
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(逢えたことないけど)ドラえもん色? (出くわしたことないけど)スライム色? とにかく鮮やかです。
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もしパンクしてこの液体が服に付いたら嫌だなぁと思いながらも、6mmの穴が開いても大丈夫なら悩むこともないでしょう。

さぁ、このシーラントがあれば(ほぼ)パンクとはおさらば!なはず。
これまでは、
  • 普段ならCO2インフレーター&ボンベ1本に予備チューブ1本
  • ロングライドなどの場合にはCO2インフレーター&ボンベ2本に予備チューブ2本 or CO2インフレーター&ボンベ1本+ミニポンプに予備チューブ2本
ってパターンでしたが、このシーラントの性能に頼った確率で考えると、遠出をしても予備チューブは1本で十分かもしれません。市内 or 市内近郊なら予備チューブ無しでもいけるかも!?

でもまぁ、実際には予備チューブ不携帯ってなかなか度胸が必要ですが、別の見方をすると「ほぼパンクしない」ならCO2インフレーター&ボンベではなく、パンク時に数百回のポンピンが必要なミニポンプのみでも良いでしょう。もしスローパンクが起きていてもミニポンプでどうにかできます。

手持ちのCO2インフレーターの場合、TOPEAK AirBoosterなら実測23gで、TNIのインフレーターなら実測49gです。CO2ボンベは60g前後なので合計で83~110gとなります。
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それに対してairbone スーパーミニポンプなら実測57gに収まります。便利なTRISPORTS お助けチューブを一緒に持っても+17gです。お助けチューブは米式の口金なので、ガソリンスタンドのコンプレッサーで充填できます。
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という訳で、持ち歩くべきものは
  • ミニポンプ:57g
  • お助けチューブ+米/仏変換アダプタ:17g
  • 予備チューブ「Panaracer R'AIR」1本(サランラップ込み):79g
  • タイヤレバー(2本):32g
  • ダクトテープ:2g分
  • 工具(ミニツール):76g
で済みそうです。
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これで合計264g。

予備チューブも51gのMAXXIS FLYWEIGHT TUBEにすればあと15g程軽く出来そうです。技術があればタイヤレバーも省けるかも。僕はIRCのチューブレスタイヤ専用タイヤレバーを2本入れてますが・・・。

そんなスーパーシーラントであっても、サイドカットや裂傷・バーストなどタイヤ自体に大きなダメージがあった場合にはもちろん無力ですが、それはクリンチャータイヤであっても予備チューブだけではそもそも対処できないので別の問題です。そんな時のためにPARKTOOL タイヤブートやパワーテープ、ダクトテープなどを追加すれば万全かもしれません。ダクトテープならパンク時以外でも色々使い道があるし、入れておいて損はないでしょう。

さて、乗り心地ですが、シーラントの量を考えると今より重くなっているでしょうけど違いは分かりません。パンクもしていないのでその性能もまだわかりません。ただ、これまでよりエア抜けは少ない気がします。

そんな感じで多少ながら軽量化された対パンク道具ですが、街乗りならミニポンプにもお留守番をさせて、TRISPORTS お助けチューブ+ガソリンスタンド頼みもアリかもしれません。試してみたことはないですが、これなら実測206gです。
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ちなみに、開発してからフィールドテストで3年掛けたのか?という素朴な疑問はあるかもしれませんが、その辺はどんな製品でも設計理論上の値なので気にしてはいけません。

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