化繊のシュラフとしては使用可能下限温度7℃で実測410gのfinetrack ポリゴンネスト4x3(ショート)を持っていますが、少々使用可能下限温度が高いのと、保温素材であるファインポリゴンの寝心地がどうも好きなれないので、ドナドナしてから手に入れたのが「OMM MountainRaid 1.6」です。
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430g(実測シュラフ426g・スタッフサック8g)と、実測値でポリゴンネスト4x3 +16gで使用可能下限温度が-3℃になります。もちろん使用可能下限温度は各メーカー独自の基準なので目安にしかなりませんが、使ってみてもポリゴンネスト4x3より確実に暖かく感じます。そして-3℃は使用可能下限なので、安眠には(ある程度着込んで)5℃以上あれば良いでしょう。ちなみに僕は寒さには強い方です。

その中綿にはPrimaloft GOLDを使っていて生地はPointZero。
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これはOMM Rotor Vestと同じ組み合わせです(中綿の量は4倍違いますが)。
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どうも僕はこの着心地/肌触りが好きなようです。手放せないPatagonia NanoPuffもPrimaloft GOLDだし。

足元にもマチがあるので窮屈な感じはしません。
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だた、このシュラフはフルレングスのマミー形状で全長205cm&幅65~35cmとなっていますが、165mの僕が入ってもそんなに大きくは感じません。「ちょっと余裕があるけど、これくらいで丁度いいかも」ってトコです。

また、ジッパーが短いので出入りには慣れが必要で、「シュラフに入る」/「シュラフから出る」というより「シュラフを着る」/「シュラフを脱ぐ」というイメージの方が良いです。
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あと、フカフカのスリーピングマットの上だとちょっと滑るかもしれませんし、羽毛のような入った瞬間からフワッとした暖かさはありません。化繊らしくじわじわときます。

・・・と、デメリットと感じる人もいそうな点を敢えて挙げましたが、OMM MountainRaid 1.6は軽さと暖かさのバランスが取れた非常に良いシュラフだと思います。

ミニマム構成でいけば実測110gの山と道U.L.Pad15s+と合わせて536gです。これは軽い!そして暖かい。おまけにこんなにコンパクトになります(比較は4インチのiPhoneSE)。
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でもこれはスタッフサックにギュウギュウ詰めです。化繊なのでギュウギュウ詰めでOKですが仕舞うのが面倒なので、ザックの底面積に合わたスタッフサックに替えた方がパッキングもシュラフの出し入れも楽でしょう。
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385gとより軽いMountainRaid 1.0もありますが、さすがにそれはレースやファストパッキング用途でしょうか。キャンプならOKですね。僕なら379gのダウンキルト(CUMULUS QUILT 150)の方が広い温度域で使えますしヌクヌク寝れます。気温が高めならcocoon Expedition Liner+SOL Escape Lite Bivy(合わせて280gくらい)で攻めるのもあり?

そんな感じで買うまで色々シミュレーションをしながら悩みましたが、OMM MountainRaid 1.6は軽くてコンパクトになるのに水気を含めて雑にも扱える、(意外と)誰にでも勧められるシュラフでした。北海道なら夏前〜秋口くらいは安心です。
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