フラフラ浮気しながら、何だかんだと羽織る機会が多いPatagonia Houdini Jacketですが、最近持ち歩いているのはこれです。
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(AXESQUINの商品はすぐリンク切れするので商品一覧へのリンクです)

PERTEX EQUILIBRIUMを使った、わずか56g(実測52g)という超軽量なハーフジップのプルオーバー型ソフトシェルです。ただ、僕の持っているのは旧製品で、現行製品は素材を変えて(PERTEX MICROLIGHT)、耐風性と堅牢性とストレッチ性能を向上させた分89gとなっています。

自転車のサドルバッグには45gと超軽量なmont-bell EXライト ウインド ジャケットを入れていますが、はっきり言って着心地はよくありません。思わず寒くなってしまった場合のお守りアイテムだから良いのですが。ちなみにOMM Sonic Jacketを羽織ってみても同じ感想でした。

なので「軽さの代償だよね・・・」と思っていましたが、ハゴロモは違います。半袖Tシャツの上からでも不快じゃないのです。こんなふうに透けるほど薄いのにベタつきません。
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それに、このハゴロモはダウンプルーフ素材を使用した一般的な防風ジャケットに比べ約50倍の通気性能を誇るそうです。加えて素材の毛細管現象により汗をかいてもどんどん排出してくれます。なので、風をほどほどに防ぎながら身体を冷やさず汗を放出してくれます。

高い通気性の分、防風性は高くないようですが、程よく風を和らげてくれるので行動中にはハゴロモが合っています。風をシャットアウトするのではなく、汗冷えさせないために上手く風を味方に付ける、という感じでしょうか。

防風性が高くないと言っても、この1枚が有ると無いとでは雲泥の差があります。定量的な計測はできませんが、想定内の天候であればこれで必要十分な気もします。

想定外の天候や気温になり体温を奪われてしまうような場合なら、耐風性の高いアウターでのガードが必要です。個人的にはウィンドウシェルの代替としても使える(=透湿性能の高い)レインジャケットとの組み合わせが良いと思います。レインウェアは必ず持つし、この組み合わせならそれぞれの役割分担が明確になり無駄もありません。

袖口はシンプルですが、サムループではなく中指ループ(?)です。この辺の和のテイストがAxesquinの拘りでしょうか。サムループより手先の自由は効きませんが、この方がしっかり手の甲を覆えるのでこれもアリでしょう。
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ハーフジップはダブルジップなので、首元をガードした状態で換気ができます。意外と便利です。肩関節が硬いせいかプルオーバーは苦手ですが、Axesquinのウェアはゆとりのあるデザインなので脱着も楽ちんです。
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また、軽さの代償はゼロではなく、生地の強度はあまり期待できないでしょう。でもリップストップナイロンなので、もし穴が開いても裂けてしまう事はないはずです。試したくないので試してませんけど。これについても藪漕ぎが必要になったらレインジャケットなどと併用すれば解決できます。

雨については生地に撥水性があるので小雨程度は平気です。現行モデルの方がストレッチ性能が向上しているようですが、旧モデルの方が撥水剤が効くかもしれません。僕はNIKWAXの洗剤と撥水剤でビシビシ水を弾いています。

そんな無雪期にピッタリそうなハゴロモですが、積雪期でも「ハードシェルじゃ暑いけど、フリースじゃ寒い」時には便利です。冷たい風を凌ぎながらフリースが吸湿した汗をハゴロモが放出してくれます。
「大抵の状況をこの1枚で!」って時は相変わらずフード付きでフルジップなPatagonia Houdini Jacketを持ち出しますが、より快適に歩くならハゴロモが強い味方になります。

ザックのサイドポケットはもちろん、ショルダーストラップのボトルホルダーやヒップベルトのポーチ、サコッシュにもすっぽり収まるので、手が届く場所に入れておけます。mikikurota Fruits SackのApple(3.6g)にジャストフィットだったりします。 
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Fold a Cup(約200ml)に入るくらい小さいのです。入れませんが。
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これは天女じゃなくても纏える衣です。

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