ZimmerBuilt Pika Pack HD ver.を買う際に、悩んだのがKS ultralight gearのザックでした。KS ultralight gearは愛知県にあるガレージブランドで、セミ/フルカスタムが可能なザックを作っています。ただ、僕がPika Packを買おうとした時はKS ultralight gearがお休み期間だったようで、実際には悩みようもなかったですが・・・。

そんな気になるブランドのランニングベストが「KS ultralight gear VRV8」。
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8Lの容量で217g(実測219g)。
Paago works RUSH7(7L)が300~320g、GREGORY RUFOUS M8(8L)は460gなので、VRV8はかなり軽いです。ULTIMATE DIRECTION RUNNERS Vest 3.0(9L)の230gや、OMM ULTRA 8の235gと同レベルでしょう。もちろんトレランザックで大事なのでは軽さだけではないですが。
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軽いけど、ポールホルダーシステムが付いてます。僕のは2つ折りタイプのポールですが、3つ折りタイプの方が良いです。
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左側のショルダーストラップ上部にはスマートフォンが入ったりします。
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キーフックもあります。
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スマートフォンは150×80mmまで入るらしいので、iPhone8 (138.4×67.3mm)は余裕でしょう。iPhone8Plus (158.4×78.1mm)は入ると思いますが入るだけ。出し入れは面倒です。僕はiPhone SE (123.8×58.6mm)なのでケース付きでも無問題。

右のショルダーストラップ上部にはポケット。行動食やGPSなどに丁度良いです。
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また、左右のショルダーストラップ下部には500mlのペットボトルもしくは600mlのフラスコ2本が入ります。もちろんコンデジ形状のカメラも大丈夫です。
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ただこのポケットは他社のランニングベストよりも低めの位置です。ガンガン走る人だと低めの方が揺れるかもしれませんが、僕には扱いやすい位置だったりします。軽量タイプのソフトシェルやグローブを入れておいても良いでしょう。

ポケットのショックコードを使って、ボトルの落下防止もできます。
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ランニングベストなのでハイドレーションシステム対応です。2LまでOK。サイズ的にはPlatypus Hoser 1.8Lが丁度良さげでした。
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全ポケット合わせて8Lなので、メインの気室は5.5Lです。走る人ならハイドレーションシステム&ファーストエイド/エマージェンシーキット&レインウェアを入れても余裕です。走らない(=ハイク)の人でも工夫すれば大丈夫。バンジーコードもあるので、脱いだものはここに掛けておけます。

この軽さはこの透け透けの素材の恩恵でしょうか。斬新ですが、理に適ってる気がします。
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ストレッチ性があるので多少荷物が増えても大丈夫だし、フィット感も高いです。何より通気性が抜群です。
その分、己の汗で荷物が濡れる可能性がありますし、雨にもノーガードなのでドライサックを活用して、濡らしたくないモノを守るする必要があります。逆に言うと、濡れたモノはガンガン放り込めます。

さて、走らない(≒走れない)僕のパッキング。ファーストエイド/エマージェンシーキットに、軽量レインウェアとアルコールストーブのクッキングシステムを入れれば、裏山的低山はこれで十分です。
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THERMAREST Zシートの2折り分が背面パッドに丁度良さげです。座布団としてもぎりぎり使えます。

で、そのままパッキングしても良いのですが、8〜10Lくらいのスタッフサックに使うとキレイにまとまると思います。
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この方法だと、VRV8をアタックザックと使った場合にもとても便利です。スタッフサックにまとめた雨具やファーストエイドキットなどをポンと載せ替えるだけ。VRV8単体ではコシもハリもないので、丸めてザックの隙間に入れておけます。

さて、雨具がケープの時点で走る気ゼロをアピールしていますが、行動中はザックを降ろさずに動けて、山頂でカップヌードルと珈琲が飲めて、雨が降っても平気な一式で、ベースウェイト約600g。水1Lとカップヌードル/コーヒー豆を持っても1.7kg程に収まります。これは幸せです。
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また僕が買った時は、500ml ドリンクボトル(45g) 2本と600ml ソフトフラスコ (41g) 2本がついて、9,900円とかなりお買い得でした。どちらもBPAフリーなので安心。

gearedの記事などの影響か、2017年10月現在セミ/フルカスタムのザックの納期はちょっと待つようですが、オーナーであるLaurent Barikoskyさんのレスポンスは非常に良いです。VRV8は寝る前にオーダーしたら、次の日の通勤中には「発送したよ」と連絡が来ました。凄いです。

ずっと気になっていたKS ultralight gearの製品に触れてみたかったのと、透け透け度合いにビビッ!と来て買ってみたVRV8ですが、「バリバリ走るぜ!」という雰囲気は感じさせず、「U.L.な8Lザック」っぽいテイストが低山ハイクに丁度良かったりします。ULTIMATE DIRECTIONはカッコいいけど、走らないとカッコ悪い・・・。
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自転車との相性も良いし、RIDE&HIKEにはピッタリです。走りメインじゃなく、ちょっと他人と違うものを使いたいならオススメです。

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