片足50gの非常にシンプルなゲイターです。「FREELIGHT Kyahan」(キャハン)
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正確には僕の持っているのはKyahan G Typeです。以前はS/Gの2種類があったのですが、現行品はどっちでしょうか。実測で片足62g(本体のみ55g)なので、現行品はS Type相当でしょうか?S Typeの”S"はSYMPATEX素材の”S”でしょうかね。では”G”は・・・?

さて、Kyahanは、下部に本体のずり上がりを防止するフックとループ、
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上部に雨や雪が入らないようにドローコード、
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・・・しかありません。脱着時に便利なベルクロ/ファスナーはなく素材に伸縮性もない、ただの筒です。なので脱着には靴を脱ぐ必要があります。
開発元のFREELIGHTとしては、「その日の天気を見て朝に装着すればお昼の休憩までそのまま歩くことが多いと思います。」と定義しています。確かに一理あります。

でも、積雪期でもないのに「ゲイターらしいゲイター」をずっと付けているのはちょっと・・・。
という事で、僕はこのキャハンをスノーハイク専用ゲイターと位置付けています。スノーハイクなら常に雪の侵入を防ぎたいし、ゲイターが保温の役割も担ってくれます。

3シーズンがメインのMAMMUT Ridge Combi High WL GTXや、厳冬期用のGRONELL ANNAPURNA 3Mにもピッタリです。
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無雪期に装着し続けるなら細身でしなやかなAXESQUIN クナイがMy Favoriteアイテムですが、クナイで雪の中を歩き続けるのはちょっと不安だしそもそもANNAPURNAには付かないので、雪の中を歩き続けるならKyahanです。素材は明記されていませんが、透湿素材とのことなので蒸れにくくなっているはずですし。
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そんなKyahanを使う前にはちょっとした作業が必要で、付属のダイニーマラインをずり上がり防止用に下部のループに通します。取り付け方はFREELIGHTのWebサイトにあります。
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靴に合わせて長さを調整すれば、後は靴を履く前にKyahanを装着すればOKです。素材にハリがあるので、行動中のズレなど何も考えずに歩けます。

ただ、強度についての記載がないので、12爪アイゼンを装着する山行には向いているかどうかは不明です。比較的しなやかな素材なのでどうでしょう。僕はスキーシュー/スノーシュー/軽アイゼンがメインなので、軽くてシンプルなKyahanで十分です。積雪期でも使えるロングタイプのゲイターとしては、左右で125gって他社の片脚分以下です。
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ダイニーマラインが切れてしまう事が無いとは言えませんが、もし切れても細引きで代用すれば良いので修復は楽です。靴紐が切れた時にも使えるので、日帰りハイクでも細引きは持ちましょう。

Kyahanがあれば、ラッセルしてもシリセードしても靴の中に雪が入ってくることはほぼありません。ただ、やっぱり靴を履いてからKyahanの事を思い出します。靴の中にKyahanを入れておくのが良いでしょう。

ちなみに、無雪期での防水ゲイターならOUTDOOR RESEARCH Wrapid Gaitersがオススメです。両足分で136gとそんなに重くないし必要な時にサッと脱着できます。ショート/ミドルカットのシューズで砂利や泥の侵入を防ぐだけなら、Lサイズで34gのOUTDOOR RESEARCH SPARKPLUG GAITERSが軽量&シンプルです。そして、雨や砂利・泥に加えて、藪や岩から膝下を守るならAXESQUIN クナイ(186g)。

ゲイターもTPO(?)に合わせて選びたいものです。

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