今シーズンは冬装備の見直しをしています。まずはスノーシュー。「MSR Lightning Ascent
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猫も杓子も「買うならMSRのスノーシュー」な昨今ですが、これまで使っていたATLAS Aspect 24に大きな不満はありませんでした。浮力が足りなかったり登れなかったりすることもほぼなく、敢えて挙げるなら足先側の幅が広いので、両脚がぶつかってフレームに傷つきやすいです。もうちょっと使い込むと破けそう。単に足が短いせい?

あとはザックに付ける際に少々重くて嵩張る事くらいでしょうか。重いと言っても実測で1.88kgなので、登板向け男性用スノーシューの平均値を考えると軽い方です。

という訳で新しいのを買うなら破けてからでも遅くないのに、このタイミングで買ったのは「THE値段」。旧モデル&セールで定価の6割くらいで買えたのです。
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そして選んだのは女性用の22インチモデル。
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これまでの経験と僕の行動範囲を考えると、フルラッセルでガンガン登るような場面はほぼなく、ある程度のトレースが有るスノーシューでの登りか、フカフカ雪の上を散策するスキーシュー(Altai Skis The HOK)、もしくは踏み固められたルートを軽アイゼン(mountain dax HG-120)で歩くくらいです。

なので25インチモデルは冗長であることが多いし、ちょっと幅が狭く短い女性用22インチでも十分かなぁと。また、フレーム長が短いと嬉しいのが下りの際で、ヒールが長いと前のめりになりやすいので22インチの方が歩きやすかったりします。
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とはいえ、年に1~2回は浮力が欲しくなるので、フローティングテイル(LIGHTNING TAIL)を買いました。
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これを付けると22インチが27インチ相当となり、浮力に対する不安を払しょくできます。
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バインディングについては、1本のストラップで固定する軽アイゼン的なAspect 24の方が手間が少なく固定力が強いかも。特に外す際には1本の方が楽です。おまけに「3本外すのは面倒だけど、1つ1つは外れやすい」という問題があるので、ストラップクリップを1つずつ追加しています。これで安心。
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かかと側に関しては、結束バンドで長さを固定してしまうのもありです。僕はいろいろな靴で使ったり、自分以外の人が使うこともあるので、同じくストラップクリップで留めています。追加クリップの向きを逆にするのがポイントです。
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これで固定力に関しての問題が消えましたが、前の2本をクロスにした方がシューズによりフィットする気がします。

シューズが合えば、アッセントではなくエクスプローラを選ぶのもアリです。僕は3シーズン用シューズ(MAMMUT Ridge Combi High WL GTX)だったり、厳冬期用シューズ(GRONELL ANNAPURNA 3M)だったり、スノーブーツ(KEEN WINTERPORT II)だったりを履くので、靴を選ばないアッセントにしています。
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あと、補修部品が充実しているのもMSR。予備のストラップを買って冬のファーストエイド・エマージェンシーキットに追加しています。
R0020455.jpg左右で合計8本ものストラップがあるので、日帰りハイクなら1本くらい切れても下山できそうですが、安心感が違います。

さて、登板性能については、同じ場所で履き比べないと厳密には比較できませんが、直線的な登りやは同等、トラバースなどでの横滑りに関してはLightning Ascentが上かな。新雪に関しては浮力がモノをいいます。
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LIGHTNING ASCENTがAspect 24と圧倒的に違うのはヒールリフター。Aspect 24にはロックがあるので、上げるのはいいけど下げるのは面倒です。Lightning Ascentは上げ下げスムーズなので、面倒くさがらずに上げ下げできます。安全性を考えればAspect 24ですが、ヒールリフターを上げた状態で走る訳でもないのでロックまでいらないかなぁと思います。今のところ勝手に下がったことはありません。

サイズと重さですが、

  • 女性用Lightning Ascent 22インチ:18×56cm/1.68kg (実測1.63kg)
  • 男性用Lightning Ascent 22インチ:20×56cm/1.81kg
  • 男性用Lightning Ascent 25インチ:20×64cm/1.88kg
  • 女性用Lightning Ascent 22インチ+LIGHTNING TAIL:1,948kg  (実測1.89kg)

となります。追加のLIGHTNING TAILは268g(実測264g)。

これまでのATLAS Aspect 24(1.88kg)より250g軽くなって短く細くなりました。たかが250gと思えそうですが、歩くとわかるその身軽さ。こんなに楽なのか、と歩いて実感です。
また、アイゼンやスキー(スキーシュー)との併用時のメリットも大きく、ザックに外付けするなら少しでも軽くてコンパクトな方が歩きやすいのです。身体から遠い所の250gは大きいです。
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短いのに加えて、余計な出っ張りがないのでザックにも取り付けやすいです。
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フローティングテイルを付けてもAspect 24や男性用Lightning Ascent 25インチと同じ重量なのに、浮力は抜群で新雪が楽しくなります。別途フローティングテイルを持つとしてもザックの中(身体に近い所)の268gなら負担は小さいです。

人気が出てきているスノーシューですが、価格が(非常に)ネックです。でも革新的な新商品でも出てこない限り型落ち品でも大きな違いはない(はず)です。なので、自分のアクティビティに合わせたモノを選べ良いと思います。また、MSRやATLAS以外のスノーシューも買えるようになってきたので、競争原理で買いやすい値段になればと願います。

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