「家から出たくない」と思えるくらいの寒さから始まった今回の3連休ですが、月曜日は程ほどの気温&そこそこの天候なので山に行きました。
当初の狙いは漁岳。でも予報では山頂の気温は-18℃+風速10m。往復は6時間くらいでしょうか。今回は色々対策を施しました。
まずカメラ(←そこかい)
-10℃くらいでも平気で動いてくれる愛機RICOH GRでもこの気温では怪しいので、今回はSONY RX0にしました。1インチセンサー/35mm判換算24mm/防水/小型軽量ボディ・・・と山に向いているカメラです。これを胸ポケットに入れて、スマホはパンツのポケットへ。なのでサコッシュ無しです。
あと、「退屈な林道はスキーシューで歩み、稜線に出てからはスキーシューをデポしてスノーシューに」と考えていたので、ザックはスノーシューを取り付けられる山と道THREE。珍しくヒップベルトも付けました。軽量化にも勤しみましたが、水+お湯を計2.1kg持ったので、パッキングウェイトは4.9kgとなりました(スノーシューは除いてます)。防寒着や替えのグローブなどがあるのでこの辺が限界かも。
それと、シャリバテしないように行動食は多めに持ちました。最近のマイブームであるチョコフレークの他に、佐藤珈琲のENERGY JELLY "Kobushi"とTrail Butter。特にKobushはコーヒーテイストなので、コーヒーブレイクしている気分にもなります。
飲み水が凍らないように&いつもより飲むかなと、ウォーターボトルにはTHERMOS 真空断熱ケータイマグを持ってきました。常温の水をキープするにも保温ボトルは重宝します。ただ、いつも珈琲や紅茶を入れているのでちょっと紅茶臭がしますが・・・冬なので気にしないことにします(夏だと不味い)。
で、準備ができましたが、漁岳方面は雲が掛かりそうな雰囲気です。吹雪かれるとちょっと危ないかな。なので最短ルートで漁岳に行くのではなく、「オコタンペ山経由で歩き、天候と体調に問題がなければ漁岳に」としました。
まずは観光道路を進み・・・
急登なオコタンペ山への取り付きへ。
トレースがあるのでズルズル滑るほどではないですが、いきなりの急登なので息が上がります。
そんな時は振り返って雄大な恵庭岳に癒されます。
その後は平坦路を気持ちよく歩き、
最後の急登。
で登頂。標識が新しくなっていました。
雲はありますが空気が澄んでいるのでハート型のオコタンペ湖もばっちりです。
風もほぼなく気持ちよいです。
さて、これからどうしようと漁岳を見てみると・・・ガスの気配。
オコタンペ山山頂の気温は-14℃でしたが、日が当たっていると気持ち良いです。
逆に言うと太陽が隠れてちょっと風が吹くと寒いです。体調は良いですが、一緒に行った後輩Kと相談し、今日はここまでにしました。
オコタンペ山山頂から尻セードで高速下山。想定より時間も早く、それほどお腹も空いてませんが、風の当たらない場所でランチにします。
今日は超シンプルにULTRA LUNCH BIVOUAC RATION(カレー味)。吹雪の中でもお湯を注いで2分待てば、アルファ米より数段美味しい食事が摂れます。
でもちょっと味気ないのでマシュマロココアも持ってきました。
BIVOUAC RATIONは中身をジップロックに入れてきたのでお湯を注ぐだけだし、ココアはnalgene 広口丸形ボトル 30mlに入れてきたので今日は完璧にゴミゼロです。
運動量的には少々消化不良になりましたが、最後に間違ったトレースを辿ってしまい、谷底から這い上がる目に遭いました。GPSを持っているのに情けない話ですが、ちょっとドキドキできました。
ちなみに、RX0のみ持って山に行ったのは初めてですが、
- 胸ポケットに入れても全く邪魔と感じない
- 画質は思ったより・・・いや、SONYらしい画質なので安心できる
- 濡れることを一切気にしなくてよい
- モニターが小さすぎてよくわからないから数枚撮ることになる
- グローブを付けているのでよく指が入ってしまう(泣)
と感じました。同じ場所でも数枚撮るので歩留まりが悪く、指が写りやすいのが困りどころですが、絞り固定(F4)だしAFをカメラ任せにしてしまえば何も考える必要がなくなるので、色々と忙しい雪山との相性が良いと思います。今後はRX0だけを持ち出す機会も増えそう。でも最短撮影距離50cmというのだけはどうにかしてほしいです・・・。
【本日の装備】
●身に付けたもの
- ザック:山と道 THREE
- サコッシュ:なし
- ドライレイヤー:Millet Drynamic Mesh (ショートスリーブ)
- ベースレイヤー(上):ibex woolies 2 crew
- ベースレイヤー(下):ibex woolies 2 bottom
- ミドルレイヤー:OUTDOOR RESEARCH ASCENDANT HOODY
- ハラマキ:AXESQUIN ナツノハラマキ
- サポーター:C3fit パフォーマンスゲイター
- パンツ:mont-bell ドライテック インシュレーテッドビブ
- ネックゲイター:THE NORTH FACE ALPHA NECK GAITER
- サングラス:OALKEY FLAK JACKET + PRIZM TRAIL レンズ
- トレッキングシューズ:SALOMON QUEST WINTER GTX
- ゲイター:FREELIGHT Kyahan
- トレッキングポール:Black Diamond Distance FL(改)
- 腕時計: EPSON MZ-500B
- スノーシュー:MSR LIGHTNING ASCENT (Ws)
- スマホ:iPhoneSE (パンツポケット)
- カメラ:SONY RX0 (胸ポケット)
●ファーストエイド・エマージェンシーキット
- ヘッデン:Petzl Bindi
- その他:色々
- ツエルト代わり:FREELIGHT Sil-Swing Multi Sheet
●衣
- シェルレイヤー:Patagonia M10
- レインスカート:AXESQUIN ツユハラヒ
- オーバーグローブ:TERRA NOVA TUFF BAGS GTX
- 予備グローブ:TERRA NOVA Extremities Primaloft Touch Glove
- ゴーグル:mont-bell L.W.アルパインゴーグル HD
- バラクバラ:MONTANE PRIMINO 140 Balaclava
●食
- ウォーターボトル:THERMOS 真空断熱ケータイマグ (600ml)
- ウォーターキャリー:Platypus SOFT BOTTLE (1L)
- 保温ボトル:FLSKボトル (500ml)
- カトラリー:アイスクリームスプーン
- クッカー:WANDERLUST EQUIPMENT STAND COZY (DCF)
- ココア入れ:nalgene 広口丸形ボトル 30ml
- 行動食入れ:HANGOUTオリジナルボトル
●スタッフサックなど
- 防寒着入れ:Hyperlite Mountain gear Stuff Sack (MEDIUM)
- クッカー/食材入れ:ジップロック
- ごみ入れ:EXPED Crush Drybag (XS3D)
- ポケットティッシュケース:EXPED Crush Drybag (3XS)
- ペーパー入れ:SEA TO SUMMIT ウルトラSILドライサック(1L)
- 貴重品入れ:EXPED VISTA ORGANISER (A6)
●その他
- 手ぬぐい:秀岳荘オリジナル
- 座布団兼背面パッド:山と道Minimalist Pad
スポンサードリンク
コメント